概要
DICOM Tag Classifier は、DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine)ファイルを ImageJ 環境内で直接分類する便利な方法を提供する Java コードで作成されたプラグインです。このプラグインを使用すると、ユーザーは DICOM タグの値に基づいてディレクトリ構造を作成し、ファイルを指定のディレクトリに整理することができます。
特徴
- インタラクティブユーザーインターフェース: 分類設定の設定や分類プロセスのモニタリングのために、ImageJ環境に統合された使いやすいGUI。
- タグベースの分類: 再構成関数、管電流、SeriesDescriptionなどのDICOMタグ値に基づいてディレクトリを作成し、DICOMファイルを分類する。
- ファイル名変更: DICOMタグの値に基づいてファイル名(XXX.DCM)を変更する。
- 範囲フィルタリング: ImageNumberまたはSliceLocationの値に基づいて、指定された範囲内のファイルをフィルタリングする。
- 高度なフィルタリング: ユーザーが指定した複数のDICOMタグに対して、ANDもしくはOR条件を使用してDICOMファイルをフィルタリングする。
- ファイル管理: 保存先ディレクトリに同名のファイルが既に存在する場合、ファイル操作を上書き、リネーム、キャンセルするオプション。
使い方
- インストール:
DICOM_Tag_Classifier-X.X.X.jar
ファイルをダウンロードし、ImageJの plugins
ディレクトリ内に配置する。以前のバージョンがある場合は削除してください。
- ImageJの起動: プラグインを読み込むために、ImageJを開くか、すでに起動している場合は再起動する。
- プラグインの有効化: ImageJ の “Plugins “メニューに移動し、”DICOM Tag Classifier “を選択してプラグインを起動する。
- 設定: プラグインを使用して、ディレクトリ構造やフィルタリング条件などの分類設定を行う。
- 分類: Startボタンから分類を開始し、DICOMファイルを指定されたディレクトリに整理する。
- モニタリング: 分類プロセスの進行状況を監視し、ImageJ 内でエラーまたは警告メッセージを表示する。

依存関係
- ImageJ: Javaベースの画像処理ソフトウェア。
- Fiji: ImageJに複数の便利なプラグインを追加したもの。このプラグインはこちら (https://fiji.sc/) で使用を推奨している。
貢献
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